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「着いたぞ。国際会議場だ」
リボーンが山本の肩の上で、巨大な建築物を指差す。
「え!!・・・ねぇリボーン」
「なんだ。」
「俺たち、さっきまでマイクロバスに乗ってよね・・?いつの間に・・・」
「企業秘密だぞ。」
「何だよ!企業秘密って」
「だってだって、天白のやつが書いてる途中に力尽K..他の人間に知られちゃだめって九代目が言ってたんだもん。」
「(ちょっと、何か本音が聞こえたような)だもんって可愛い子ぶってもダメだぞ!」
リボーンが頬を膨らましながら拗ねたように言うと、ツナがツッコミを入れる。
「ツナ~早く、入ろうぜ」
山本が目をキラキラさせながらツナを急かす。
「う・・・うん」
ツナが戸惑いながら答えると、突然後ろから学校の授業で聞くような流暢な英語が大声が聞こえる。
ツナ達が振り返るとそこには、四人の金髪の軍服集団がそこに居た。
その大声の主である二十代前半綺麗な金髪の青年が、同じ髪色をした小学生くらいの子供と言い争っていた。
『おい、シーランド!何でお前まで会議に付いてくるんだよ!ばか!』
『うるせぇーですよ。イギリスの野郎には関係ねぇーですよ!』
『うんだと!良いから帰れよ!』
『いやーですよ!』
少年がツナ達の間に突っ込みながら国際会議場の中へ入って行くと青年の後ろから、笑いながら青年の肩に手を置くと。
『本当に、イギリスは子育てが下手だな~、もっときちんと出来ないのかい?』
『そうそう、イギリスはもっと愛を注がないとダメだぞ。』
『うっせぇぞ、メタボに髭野郎!!』
『早く行かないと、遅刻しますよ、イギリス。』
『カナダ・・・・いつから、そこにいたんだ?』
『ずっと、居たよ。』
金髪の集団は、ツナ達に目もくれず会議場に入っていく。
「おい、リボーン!さっきの人達日本語以外で話してたぞ。それに、さっき小学生は何なんだよ!」
「うるせぇ、早く中に入るぞ。」
ツナが叫びながリボーンに振り返ると。
リボーンは、山本の肩から降りて会議場の入り口にいるメイド服を着た女性の元に向かう。
「ボンゴレファミリーの皆様ですね、お待ちしておりました。此方へどうぞ。」
メイドは、深々とお辞儀をすると入り口の扉を開きツナ達を会議場の中へ促し、光が沢山差し込む静かな廊下をメイドの後ろに付いてツナ達は、歩いていく。
「時間になるまで此方でお待ちください。」
メイドは、とある扉の横に立ち扉を開くと何処かへ行ってしまう。
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