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「まぁいいや。じゃあ三人で自己紹介して。この三人でアイドルグループを組むから」
…………ん?
なんかおかしなことを言っていたような。
どこで変なワードが入っていたんだろう。
……あぁわかった!
「ちょっ待ってください。
アイドルってなんですか?」
激しく動揺しながら社長に聞くと社長は綾香さんを睨んだ。
いつの間にか綾香さん泣き止んでる。
「まさかあんたまだ説明してなかったの?」
怒りながら綾香に聞く。
「メイクした後教えるって約束してたのに忘れてた。芸能界としか言ってないや」
テヘッと言いながら舌を出す。
ちょっとかわいいなと思ったのはここだけの秘密だ。
社長は呆れてもう何も言えない様子だ。
「もう私から説明するから。
君達三人にはユニットを組んでもらい、この会社を助けてもらいたい。
最近この会社、景気がよくなくて、けっこう危ない状況なんだ……。
だから救世主達よろしくね。もちろん売れれば給料も上がるから」
もう何から言っていいかわからないや。
頭が追い付いてない。
けど給料がもらえるならいいや。
「仕事についてはまた後日くわしく説明するから、とりあえず今は三人で自己紹介しといて」
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