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キーンコーン
「ケホッケホッ。じゃあ終わり。今日は礼しなくていいから。」
そう言うと、先生はすぐに教室から出て行った。
「ちょっと私、お湯返してくる!!」
「えっ、美奈!?」
美奈は一目散に教室を出て行った。
私は疑問に思い追い掛けたが、美奈はもういなかった。
キーンコーン
授業始まりのチャイムが鳴ると同時に、美奈が教室に入ってきた。
少し息を切らしていた。
「美奈、どうしたの?」
「えっ、あ、なんでもないよ‥。」
「そっか‥。」
美奈に違和感を感じたが、すぐに美奈が話し出した。
「っていうか、先生すぐ帰ったみたいだよ!」
「‥そうなんだ!」
何かあったんだ、と思いながらも、美奈が話したくなさそうだったので、私はあえて何も聞かなかった。
その後すぐに担当の先生がきて、授業を始めた。
授業が終わって、放課になると美奈はいつも通りになっていたので、疑問に思いながらも、私は気にしないようながら、今日の授業を終えた。
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