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それからカフェを出て、ショップや雑貨屋を見て回った。
『ヤバーい!買いすぎたぁ。』
『香織はいつもの事でしょ(笑)』
『ワンピ欲しかったんだけどさ、お金さすがにヤバくて。ねぇ、那智....親から連絡あった?』
少し遠慮そうに話す香織。
香織とは、中学の時同じクラスになってから、仲良くなった。
香織の母親とあたしの母親が幼なじみだった事もあって、それからはお互い信用し合う仲だ。
家庭の事情も全部香織は知っている。
『親から連絡あるわけないじゃん。お兄ちゃんとはたまに連絡取ってるけどね。』
『そっかぁ....ねぇ、那智。』
『何?』
『親との事も、好きな人の事も、勇気だよ。勇気があれば頑張れるから。だから頑張って。』
『うん。....頑張るぞー!!(笑)』
そろそろ....
向き合わなくちゃいけないのかな....。
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