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Side‐銀時‐
やばい、今俺は非常にやばい事態に陥っている。
え?何がやばいかって?
それはな……
金 が な い
ことだ。
少し前にパフェ食いに行くって言って出て来たはいいが肝心の金が今なかったことに気付いた。
そこ、馬鹿だろとか言わない!
あぁ!どっかに金落ちてねーかな……。
「おい。」
ねぇなー…やっぱ簡単に落ちてるモンじゃないよな…。
「おい!」
さっきから幻聴みたいなの聞こえるの銀さんの気のせい?
……うん、気のせいだ。
「テメー…無視たぁいい度胸してんじゃねぇか。」
うわ、なんか怖いこと言ってるんだけど。
お巡りさんが怖いこと言ってちゃダメでしょ。
ねぇ……
「多串くん。」
「だぁれが多串くんだぁあああああああ!!!テメーいい加減人の名前ちゃんと呼びやがれ!それとも何か?わざとか?わざとなのかテメー万事屋ぁああ!」
うるせーって朝から何回言わせるつもりですかコノヤロー。あれ、コノヤローも何回目だコノヤロー。
「まぁ細かいことは気にすんなや、トッシー。」
「叩っ斬るぞ?天パ野郎。」
なんで今日は同じことを言わされたり言われたりすんの?天パ天パ言いやがって…テメーこそ…
「その髪の毛引き抜くぞ!?このニコチンマヨラ野郎がぁあ!サラッサラストレートでキラキラキューティクルのある髪しやがってぇええええ!!」
「髪は関係ねぇだろぉがぁああああ!!しかもマヨネーズ馬鹿にすんじゃねぇよ甘党がぁあ!!」
テメーこそ甘味馬鹿にすんじゃねぇよ!犬の餌みてぇな飯食ってるくせによぉー…。
……………駄目だ、銀さん疲れたわ。朝から何回叫んでんのコレ?
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