夏休み

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宿題も一切終わってない。 僕が頭を抱えていたら、 川立拓人模型が話しかけてきた。 川「ドウシタノ?」 僕はなんで川立拓人模型 を買ったのだろうか。 買わなければ、一度死ぬ 必要だってなかったし、 夏休みだって減る必要も なかった。 怒りだけが込み上げてきた。 川「ゴメンネ。コンナコトニナッテシマッテ。」 少し沈黙が続いた後、 川立拓人模型が口開いた。 「ココカラスコシハナレタヤマノナカニツカマエルト、 ナツヤスミガハジメカラワリナオセルカブトムシガ イルヨ。」 僕「そんなカブトムシがいるんだ! 川立拓人模型、一緒に捕まえに 行こうじゃないか!」 川「イキタクナイ。ヒトリデイッテコイ。」 どうしても嫌がる川立拓人模型を 説得させて捕まえに行くことに なった。 今からじゃあ、間に合わない。 現在午前10時。二人は残り一日で捕まえる事にした。 そのカブトムシは午前9時から 午前10時の間しか現れない からである。
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