別れ

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僕の部屋には目覚まし時計 が存在しない。 それの代わりに川立拓人模型が 起こしてくれた。 僕はリビングに下りていって、 時間を確認した。 川立拓人模型は馬鹿だと いう事がすぐにわかった。 それとも、意地悪をしている だけだろうなのか。 時刻は午前9時30分。 僕は死に物狂いで、出発 する準備を10秒で終わらせたが、 川立拓人模型はまだ用事 をしている。 僕は 「早くしないと間に 合わないよ。」 と言い、川立拓人模型が 来るのを駐輪場で待って いるが、全然来ない。 待つこと10分。 あいつがやっていた。 現在の時刻は午前9時40分。 山までは15分はかかる。 僕は諦めずに自転車に足を かけ、精一杯こいだ。 自転車をこげばこぐほど 汗がふきだしてくる。 僕は汗を吹き飛ばすぐらい 大声をだした。 僕「うおぉぉぉぉ~。」 川「ファイト。ファイト。ファイト。」 山が見えていた。その時だった。
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