ばく

［２］

　今は何時だろう。明るさから察するに六時から七時の間かな。

　ヨーグルトを二つ取り出し、凛々のところに戻る。

「ヨーグルト食べる？」

　返事はせずに、もぞもぞと青虫のように布団から這い出してきた。

　凛々は少食ではあるが、プリンやヨーグルトなどは好物であるためよく食べる。中でも牛乳プリンがお気に入りらしく、たまに三つで一つになってるのを買ってきてあげるが、僕はまだ食べたことがない。

　牛乳プリン。

　牛乳とプリン。牛乳にプリン。いや、プリンに牛乳か？

　味が想像できないな。うまいのかな。

　そんなことを考えながら、ヨーグルトを口に運ぶ。

　おいしい。