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 ふむ。    内容は至って簡単なものであった。一言で言うなら簡潔。    返信はどうやってやるんだったかな。    僕は一瞬迷ったが、止めた。    さっきから脇腹をつねくり回されていて、その痛みから解放されたかったからだ。   「しよ」   「うん、わかった」    僕は答える。    携帯を適当に放り、凛々を抱き寄せる。    細い、小さい、軽い。    そんな凛々を壊してしまわないように、優しく抱きしめ、首に甘く噛み付く。   「……ん」    来るしそうに吐息を漏らす。    そのままベッドに倒れ込み、キスをして、昨日の続きをした。
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