ケースNo.01 古河夏実『オキザリ』上

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暑い中、冷たい麦茶が私の喉を潤していく。 「落ち着いたかい?」 向かいに座る池神さんのコップには白い液体が…。 「何ですか?それ?」 「牛乳だ」 「麦茶だけだって…」 「探したらあったんだよね」 最初から探せよ…。 「とりあえずどこから説明する?」 「事象からでお願いします…」 池神さんは一口、牛乳を含むとゆっくり前屈みになり口を開き出す。
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