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放課後―――――
「三者面談?」
思いの外、すっとんきょうな声が職員室にこだました。
「あぁ…古河だけだぞ、三者面談の用紙を出していないのわ」
三者面談の用紙…? もらったかしら?
「はぁ…どうしたお前、2年に上がってからと言うもの成績もガクンと下がって、クラスに溶け込めてないし…何か悩みでもあるのか?」
「…悩み」
教師はいつもそうだ…興味が無い癖して他人の物事を知りたがる。
悩みがあるのか?だと、嫌らしい…どうせ私が悩みの種なんだろうが。
「ちゃんとこれからは授業に集中するように、それと三者面談の用紙新しいの渡すから明日中に出せな」
「…はい」
「素っ気ない返事だなぁ」
私は軽く会釈をしてその場を軽く流し、職員室を出ようとする。
いや…正確にはココにいたくないだけ。
「あっ…古河」
後ろから担任に声をかけられ仕方なしに振り返る。
「お前、その左目どうした?」
「別に…何でもありません」
そう言ってその場を去った。
明らかに可愛くないものだな。
自分で痛感する…嫌な女だって…。
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