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「左目を拾ってこちらに…」
「これですか?」
左目…戻ってきたけどこれって…。
「それはもう劣化しすぎた眼球だよ…義眼の方がまだましだ」
「じゃあ私の左目は…」
「大丈夫だよ、僕の事象の力でなんとかなる」
「事象…?」
私は彼の後を行き、神前の前へと戻っていく。
「また質問責め…ですか?」
「それは無いよ、これは君の左目元に戻す作業だから」
「元に戻す…?」
「そう…」
半信半疑と言うものはもう私には無い、実際彼は私からオキザリを祓ってくれたのだ。
原因は何にせよ、この人がいなければ私は…。
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