るいシャドウ

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どうも池神時雄です。 先日、僕は幸運な事に引っ越し早々可愛い女子高生を捕らえました。 しかし、不運な事にその女子高生は厄介者も良い所、ひねくれてるし口が悪いし、頭悪いしの三拍子。 そんなダメ子が今僕の目の前で―――― 「オイ、誰が勝手に牛乳飲んで良いって言った?」 「あれ?言ってませんでしたっけ?掃除した後は、牛乳でも飲んでリラックスしながら冷蔵庫に入ってるアイスボックス食べていいよって?」 「そこまで言ってねぇよ!!余分な癒しをプラスするな!!アイスボックスなんてわりと高いもんチョイスしやがって!!」 「え~ったく、だから客来ないんですよ~」 「それにソレ賞味期限3日過ぎてるぞ」 「ぶ――――っ!?」 「うわぁ…声で【ぶ――っ!?】って言う人初めて見たわぁ」 「あ~ぁ…あははっ…たくさん出したね?」 「やめよソレ、ジャンル的にダメだって、君がやっちゃダメだって」 そんなこんなでツッコんだりツッコまれたり彼女がこの店で働いてからイマイチ自分の定位置が決まらない毎日。 「はぁ~…」 「溜め息出してる暇あったら、自分で出したその白いの拭いといてくださいね~」 「そういう誤解を招く物言いわ…」 その瞬間、誰かが店の中に入ってきた。
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