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「嫌っすよ~…やばいとこじゃないすか、ここ…」
「いいからいいから~銭形を信じて~ルバーン!」
「あ、警部!ちょっと待てやい!」
「失礼しま…う、うわあ…」
「おうおうこれはこれは警部、待っていやしたぜ。」
「うん、ご苦労。山田組との話はついたか?」
「へい、もう少しです。」
(てか警部どっち側の人?警察なのにこんなやばい人たちと知り合いって…)
「おーうそこのガキ、見慣れねえ面だな。」
「え!あ、はい!小山田と申します!見習いの探偵です!」
「お前か、銭形が言ってた奴は。」
「ノリ、早いとこやっちゃってくれ。」
「いよっ、ノリさん!」
「やっちゃってください、ヤスさん!」
(え、ヤスさん?この人ノリさんだから…もう一人来んの?殺されるよ…)
「いくぞ小僧~、はぁぁーー…」
「え、なに、なに!?」
「○△☆◎◇□♪~!」
「あ、あれ!?寺のジイサンがやったのと同じやつ…」
「チャアアアーー!」
5分の沈黙を経て…
「ハァ、ハァ…どうだ、小僧…体に…力がみなぎってきただろ…」
「い、いえ、全く…」
「な、なに!?ギャアアアアア~!バタッ!」
「ノリさん!」
「ヤスさん!」
「てめえ!ノリさんになんてことを!」
「ヤスさんは将来の組長候補なんだぞ!」
「す、すいません…てか、ノリさんはわかるんすけど…ヤスさんって誰なんですか?」
「いや、この人だよ。」
「え!?」
「この人の名前はノリヤスっていうんだよ!」
「何じゃそりゃ!呼び方どっちかで統一したらいいじゃないですか!」
その時…
「オイてめーら!仕事行かねえで何やってんだ!太平洋に沈めるぞ!」
「あ、すいません組長!ノリさんが!」
「ノリヤス…おめえか!おめえがノリヤスを!」
「やばい…マジで殺される…」
遂に組長のお出ましだ!果たして小山田の運命は…?
つづく
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