1人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
その後、小山田は数々の難(?)事件を解決し、迷探偵への道を着々と進んでいた。
そして、勉強期間の修了の日…
「どうだった、研修は?」
「いや、何一つ勉強にならなかったんですけど…」
「いやいやいやいや。これでお前は立派な迷探偵だぞ。」
「僕はもっと大きな事件をやりたかったんですよ。殺人事件だとか。」
「バカお前、迷探偵がそんなデカい仕事やらせてもらえる訳ないやろ!」
「そういうデカい仕事をやるのが名探偵でしょ!」
「おいいいか、迷うに探偵と書いて迷探偵だ。お前はそれをわかって…」
「え?いやいやいやいやちょっと待ってくださいよ~!警部漢字苦手なんですか?名探偵は、名前の名と書いて名探偵ですよ!」
「アホ!わしゃ漢検一級持ってるんじゃ!そんな凡ミスするわけないやろ!」
「じ、じゃあ本当に…?」
「お前は迷うに探偵と書いて迷探偵になるための研修を受けてたんだ。」
「バタッ」
「オイ小山田!小山田~!」
後に歴史に残る名探偵・シャーロック・ホームズの誕生の瞬間だった…(大嘘)
完
最初のコメントを投稿しよう!