2009年7月22日

10/21
前へ
/81ページ
次へ
そして、皆既日食。 雲に覆われて、太陽は見えないながらも、当たりは夜のように暗くなる。 「本当に何度経験しても、昼間暗くなるのはなれないわ。」 ヘーはその豊かな髪をかきあげた。 「私の出番でしょうか。」 ザインが掌を上に広げると、彼らの目の前だけが光にくるまれる。 アレフは見えない太陽の方角を向いた。
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加