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おまけ
「うわあ、きれいです~。」
N○Kのカメラにも見つからない、上空の特等席で3人は皆既日食を楽しんでいた。
アレフはふと、携帯を取り出し、写真を撮った。
「どうしたの?アレフ。
あたしたちにとってこんなの珍しいモノでもないのに。」
「いや…人間にとってみれば、珍しいかなと思って。」
「…そうね。あたしも仕事仲間に見せようっと。」
へーも携帯電話を取り出して、写真を撮る。
「これは、とてもきれいですね~。」
ぱしゃ
携帯のカメラとは、明らかに質のちがう音に、アレフとヘーがザインを見ると…。
彼の手にはいつの間にか、フィルムカメラが握られていた。
(いつの間に…。)
一番下の抜け目ないその様子に、アレフとヘーは唖然とした。
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