2009年7月22日

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「じゃあ、早く彼らを帰せば、見てもいいですよね?」 それぐらいいいでしょう? と、アレフに目を輝かせながらおねだりするザイン。 アレフは苦笑した。 「来年の7月11日に、イースター島でも見られるらしいぞ。 そのときでいいじゃないか。」 「来年まで待ち切れませんよ~。」 子供のように言う彼に、アレフは声をあげて笑った。 「サメクはこの世が続く限り、生き続ける。 1年など刹那の時間だぞ。」 そう言っている間にも、日はかけ続けていた。
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