99人が本棚に入れています
本棚に追加
/67ページ
そこには、30畳ぐらいあるだろう畳みが床一面に広がり、奥には大机に大型冷蔵庫、さらには大型テレビに横長のソファー、カラオケセットにステージなんかも設置されている。
更に奥には、外に出られるのだろうベランダが見える。
「どおみんな、凄い部屋でしょ」
「うわっ、広っ!」
「うわ~凄い広い部屋ですね、ソファーやカラオケなんかもあるし」
「凄い凄い、こんな部屋に泊まれるっスか!」
「凄く……広い」
「姉さんの話しからして、大きい部屋だとは思ってたけど、ここまで大きい部屋だったなんて」
みんなが部屋中を見回しながら、それぞれ思った事を口にしている。
「それじゃあみんな、夕飯までしばらくあるから、自由に楽しんでね」
母さんはそれだけを言うと、白夜さんと一緒に奥の大机の方に歩いて行ってしまう。
「よ~し、じゃあボクは旅館内を見て回ってくるね」
「それじゃあわたしは、ちょっとお土産でも見てこようかな」
「どうしようかな……」
荷物を置きながら、それぞれがいろんな事口にしている。
俺は、どうしようかな……。
『※売店にでも行ってみるかな。』
『※俺も旅館内を見て回ってみるかな。』
最初のコメントを投稿しよう!