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「後悔しているか? 以前、俺とやり合った時、何故殺しておかなかったと。
俺を殺しておけば桂もアンタも、こんな目にはあわなかった。全てアンタの甘さが招いた結果だ、白夜叉。
あの人も、さぞやがっかりしているだろうよ。かつて共に戦った盟友達が、揃いも揃ってこの様だ。
アンタ達のような弱い侍のために、この国は腐敗した。
アンタではなく、俺があの人の隣にいれば、この国はこんな有り様にはならなかった。
士道だ節義だくだらんものは、俺には必要ない。侍に必要なのは剣のみさね。
剣の折れたアンタ達はもう、侍じゃないよ。惰弱な侍はこの国から消えるがい…」
「剣が折れたって?」
銀時は、自分の身体に刺さっている刀を掴んだ。
「剣ならまだあるぜ。
とっておきのがもう一本」
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