夜道には御注意を

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「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 新八が橋の上切る飛び降り、似蔵の右腕を斬った。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」 似蔵の腕は川の中に落ちていった。 新八は振り返り、似蔵と向き合う形になった。 「アララ、腕がとれちまったよ。ひどいことするね、僕」 「それ以上来てみろォォ!! 次は左手をもらう!!」 新八と似蔵の間にしばらくの間、静寂が続いた。 だが、突然の笛の音によって、その静寂は破られる。 「オイ! そこで何をやっている!!」 「チッ、うるさいのが来ちまった。勝負はお預けだな。 まァ、また機会があったらやり合おうや」 似蔵はそう言うと、紅桜を拾い、去っていった。 「銀サン! しっかりして下さい、銀サン!!」 「ヘッ…へへ。新八、おめーは、やればできる子だと思っていたよ」 「銀さん、銀さーん!!」 新八の悲痛な叫びが、夜空に響いた。
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