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「……銀サン」
「あ?」
「あんまり、無茶するのはもう、やめてくださいね。
銀さんがいなくなったら、新ちゃんも神楽ちゃんも困りますから」
「そうだな」
「昔は、銀さんも色々ヤンチャやってたようだけれども、もう、そんな事する年じゃないですもんね」
「しつけーんだよ、コノヤロー! もう、どこにも行かねーからちょっと、ジャンプ買ってこい。
お前、さっき買ってきたの赤マルだぞ。お母さんみてーな間違いしてんじゃねーよ」
「ハイハイ、わかりましたよ」
お妙はジャンプを買いに外へ出て、銀時は横になった。
玄関の閉まる音がしたあとに、銀時は呟いた。
「…すまねーな……餡」
「どうってことないわよ」
銀時の枕元には餡が立っていた。
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