第2章

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【過去の姉、現在の姉】 ━━十年前━━ 「うぅっ…お母さぁん…お父さぁん…ヒック…今日っ…は…麗那のお誕生日…ヒック…だよ…なんで…?なんでなのぉぉぉおおおお!!!!!!!!!うわぁぁぁぁあああん!!!」 ポンポンッ 「ふぇ…?」 「麗那、泣かないの!!お母さん達が悲しむよ?ねっ、お家に帰ろ?」 コクリ 「いい子、いい子」 ニコッ ━━━━━━━ あれから十年か… お姉ちゃん、なんで? あの優しいお姉ちゃんはもういないの? でもね、私、お姉ちゃんが大好き。 どんなに辛い事をしてきても、 どんなに酷い事を言ってきても、 お姉ちゃんが大好き。 だから、お願い。 本当のお姉ちゃんに戻って…。 お願…… 「麗那ぁ!!雑炊できたよ!!持って行くね!」 「はぁい!!」 タタタタッ コトッ 「はい、どうぞ。」 美味しそう!! 「いただきます!!」 パクッ キラキラ 「う…うまぁぁぁあああい!!!!」 「良かったぁ。」 美味しいっ!! パクパクパク 「ごちそうさまでした!!」 美味しかったぁ!! 小説読もっ。 「サボテンの花<上>」 ↑実際にあります。ってか持ってます。 この話、私の立場とそっくりだな…。 あっ、そこ分かる!! うんうん!! ━五分後━ 「zzz…」
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