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彼を愛することなら誰にも負けない。幸せだった…そう一年前までは…
彼と婚約していた私は、彼と夕食の買い物に出掛けました。近所のモバスーパーまで。これが、運命の出来事でした。目の前でものすごい光に包まれました。タンクローリーが事故って爆発したのです。奇跡的にも事故に遭遇した私は生きていました。ただ愛するひとがいなくなりました。その日からなんで私だけと考えるようになり、精神的に疲れはてていました。ほんとは一緒に死にたかった。でも、こうやって生きている。何故生きてるのか不思議でした。目が覚めたときは、すでに病院で記憶がなく、なんで病院?みたいな感じでした。これは、後から聞いた話しですけど、事故が起こる前に、彼が事故に気付き、とっさに私を抱き締めたそうです。そのお陰で、奇跡的にも無事みたいでした。そう、指輪と私を強く握りしめて。その日は彼と出会ってちょうど3年目の記念日でした。あれから5年…
私は子供二人。そして、この話を理解してくれる旦那と幸せな生活を送っています。30歳になった私は、今でもその指輪を付けています。旦那が付けてて欲しいと言ったのです。
彼が居たから幸せになれたんだよ。
私は、涙が止まりませんでした。
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