Heaven or Hell?

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―真っ暗闇の中、男が目を覚ます。 男「(伸びをしながら大きく欠伸)ふ、あぁぁぁぁ…。…あれ?ここ…どこだ?俺確か…学校で数学の授業を受けてたハズ…。 (あたりを見回して)どこを見ても真っ暗だ…。ここ…どうみても学校じゃないよな…?」 ―ふいに、目の前に小さな光が生まれ、それがもの凄い勢いで近づいてくる。 男「え…?う、うわぁぁぁぁっ…!!」 天使A「おはようございます!」 天使B「どうですか、ご気分は?」 男「気分って言われても…。てかここどこ?あんたたち何者?」 天使A「ここは生と死の狭間の世界…とでも言っておけばいいのでしょうか。」 天使B「私達は見ての通り天使です。ほら、ちゃんと白い羽もあるし、頭の輪っかだって。」 男「生と死の狭間…天使ぃ…?何がなんだかさっぱりわからないんだけど。」 天使A「おや、簡単なことですよ。」 天使B「つまりですね。あなたは亡くなったんです。」 男「は?なくなった…?」 天使A「だーかーらー。死んだんですよ、あなたは。」 男「死んだ?俺が?…いつ?」 天使B「ついさっき。5分と41秒前です。」  
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