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コンコン…。
先「はーい。」
侯「失礼します。信兄の弟ですけど…。」
先「んと…侯隆君かな??」
侯「あっ、はい。」
先「侯隆君、信五君ね熱が39度もあるんよ…。」
って言いながら指差した方を見ると明らかにいつもと違い真っ赤な顔でしんどそうにベッドで眠っとる信兄がおった。
侯「そんなに?…信兄…。」
俺はベッドの側にある椅子に座って信兄の右手をギュッと握った。
先「テストが終わったあとに倒れたんやて…。
クラスの子が鞄を持ってきてくれたんやけど…聞いてみると信五君、朝からしんどそうやったんやて…。
テストやったし無理しとったみたいやね。」
侯「そうですか…。」
ガラッ…。
「失礼しますぅ…。」
先「あっちにお兄さんと弟君おるわよ。」
「あっ、ありがとうございますぅ…。」
ずっと信兄の手を握って眺めとると保健室のドアが開いて声からしてすば兄が来たみたい。
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