咲いて生きよ

信五の風邪

昴｢侯隆､遅なってすまん…｡｣

侯｢別にええよ｡信兄､熱が39度で風邪やないかって｡
朝からしんどいの我慢してテスト受けとったみたいやねん｡｣

昴｢ほうか…｡｣

すば兄にさっき聞いた話しを簡潔に話しとると信兄が目を覚ました｡

信｢侯…隆と…昴??どう…したん??｣

昴｢どうしたんやあらへんわ｡
信兄を迎えに来たんやで??｣

侯｢しんどい??痛いところあらへん??｣

信｢平気や…｡侯隆､昴…すまんなぁ…??｣

39度もあって平気なわけないやん…｡

信兄､めっちゃ無理しとるやん｡

昴｢気にせんくてええで!!なぁ??｣

侯｢おん!!
それより信兄､しんどいやろ??
病院寄ってから帰ろか??｣

信｢…すまんなぁ??大丈夫や!!
病院は行かへん…｡｣

昴｢そう??そんならはよ帰ろか??｣

信｢おん…｡｣

俺は信兄が身体を起こそうとしとるのを手伝い､遠慮しとる信兄を無理に背中に乗せた｡

.