信五の風邪

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昴side 信「昴、侯隆…すまんなぁ…??」 苦しそうな呼吸をしながら俺らに気を遣う信兄。 侯「全然、大丈夫やで!!」 昴「信兄は気にせんでえーの!!!」 信「すまんな…。」 信兄はそう言うて眠ってしまった。 侯隆は信兄を起こさんように出来るだけ揺らさないように歩いとった。 家に着いて信兄をベッドに寝かせる。 侯「すば兄、着替えさせて薬飲ませんとあかんよな??」 昴「信兄の着替えとタオルは持って来たで。 侯隆は冷えピタと薬とか必要なもん持って来ぃ。 俺、着替えさせとくから。」 侯「えっ、おん。わかった。」 薬とかを侯隆に任せ、俺は着替えさせるために信兄を起こすことにした。 昴「信兄ー!!起きれる??」 信「お…ん…。」 昴「着替えよ??」 信「おん…。」 しんどそうに身体を起こしとる。 慌てて背中を支えて身体を拭く。 信「自分で出来るで…??」 昴「ええから…任せて!!」 信「ありがとう…。」 着替えをすませとると侯隆が頼んだ物を持って戻ってきた。 薬を飲ませて冷えピタを貼り、信兄を寝かせ枕元にスポーツドリンクを置いておく。 信「昴、侯隆…ありがとう…。」 侯「大丈夫やで!!」 昴「信兄、寝てろや?ゆっくり休んどってな??」 信「おん…。」 暫くすると信兄は少し苦しそうに寝息をたてはじめた。 俺らがお粥を作ろうと1階に降りると4人が買い物をして帰って来た。 .
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