信五の風邪

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俺の前を歩いとった侯兄が階段を登りきったとき… 「ええからゆっくり休んどってや!!!」 キレた時にしか聞かんすば兄の怒鳴り声が聞こえた。 章「しゅばちゃん…??」 章大が驚いた顔しとる。多分タツもやと思うけど。 亮「章大、信兄に会うんもう少し後にしよか??」 章「…。」 章大は驚いた顔をしたまま固まっとった。 侯「亮、ちょっとタツも連れて下いっとって。」 亮「わかった。」 章大を抱っこしたままタツの手を引きリビングに向かった。 ソファーに座り俺の膝に章大、隣にタツを座らせて2人の頭を撫でる。 何があったんかはわからんけど…信兄、熱があるんにきっと無理しとったんやろなぁ…。 そんなことを考えとると珍しくキレたままのすば兄と呆れ顔の侯兄がおりてきた。 タツと章大が俺の腕の中から飛び出してすば兄の足をポカポカ叩いた。 .
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