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それから信兄に説明してタクシーを呼び○○救急病院に向かった。
タクシーの中で侯隆はずっと泣いとって、信兄と俺は忠義と章大を膝に抱っこしながら信兄は侯隆の手をギュッと握っとった。
病院に着き案内された部屋に行くと、おとんとおかんがベッドに横たわり、顔には白い布が掛けられとった。
これがおとんとおかん…??
頭が真っ白になった。
侯隆が横たわるおとんに駆け寄って「嘘やんなぁ??」と叫びながら泣いとった。
信兄と俺は2人を抱いたままその場から動けずにおった。
信「…おとん…おかん…亮は??隆平は??」
昴「…何でなん??」
侯「おとん…グスッ…おかん…ヒック…りょー…ック…りゅーへー…ヒック…ヒクッ…しん…にぃ…すば…にぃ…みんながッ…ヒック…」
俺も信兄も呆然としていて侯隆は泣きながら叫んどった。
そっからは気を失っとったわけやないけど何も覚えとらん。
それはたぶん信兄もやと思う。
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