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気が付くと俺らはナースステーションの近くにあるテレビやテーブル、イスが置いてあり話が出来るような場所におった。
目の前には警察の人達。
信兄の隣に座っとる侯隆は泣きながら信兄の服の裾を掴んどる。
忠義と章大は看護師さんが預かってくれとる。
警察の人が話し始めた。
警「あなたたちのご両親は…スーパーの駐車場内の歩道を歩いとる途中で飲酒運転のトラックにひかれて即死でした。」
…即死??
何も考えられへんかった。
そのあとトラックの運転手がすぐに逮捕されたことや、どれだけ酒を飲んでいただとかトイレに立ち寄るためにスーパーの駐車場に入ったこと等を話しとったらしいけど全く聞こえへんかった。
ただ、侯隆が急に倒れたかと思うとショックで気絶してしまったらしく運ばれて行ってしまったことしか覚えとらん。
「即死でした…」
という言葉だけが頭の中でグルグルまわっとった。
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