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部屋に入ると亮が泣きながら信兄に飛びついた。
信兄が抱きとめてギュッとしたら更に大声をあげて泣いとった。
そうしていると亮の声で気が付いたであろう侯隆が泣きながら俺に抱き着いてきた。
侯隆をギュッとしながら俺らがしっかりせんとあかん…そう思った。
俺がそんなことを考えとる(多分、信兄もやけど…)と2人が落ち着いてきた。
抱きしめとった腕を緩めて顔をあげると隆平が起きとって声も出さずにボロボロ泣いとった。
俺は隆平が寝とったベッドに一緒に座り隆平を抱きしめて「大丈夫やで」と言い続けた。
隆平は何も言わず、呆然としたまま涙を流しとった。
しばらくして忠義と章大が泣き出したので信兄と侯隆が抱っこしてあやしながら亮の手を引きこっちに向かってきた。
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