夜空の花束

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よし、決めた! 「うん、良いよ。行こうか」 「やったぁ!では、六時に玄関で待ち合わせましょう!」 「分かった。じゃあ六時にね」 「はい!楽しみにしていてくださいね!」 紗羅はそう言うと、満面の笑みを浮かべ鼻歌を歌いながら部屋を出ていった。 正直に言わせて貰うと、凄く楽しみだ。 もう十年も昔のお祭りの記憶。その記憶を思い出す度にいつも笑みがこぼれてしまう。 今回はどうなるのだろうと考えてみると、とてもワクワクしてきてたまらないのだ。 「さて、準備しようかな」 ――――――― ――――― ――― ―― ―
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