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君のいない世界に価値などあるものか
君がいないという事実以外
この世界に意味があるものか
君の姿がみえなくても
遠く 遠く 離れても
心はいつも共にあった
君が死んだら
悲しむと思った
絶望すると思った
でも 実際は
虚無を感じただけだった
死にたいと望むのだと思った
実際は
君のいない世界にいたくないと思っただけだった
私もいなくなろうと思った
実際は
今もここに
君が最期にとても酷い言葉を吐くから
悲しいほど残酷で
残酷なほど優しい言葉
死ぬな なんて言葉なら
ふざけるな って返してた
世界をみて なんて
知ることができなかった世界をみてきて
世界を知りたかった
心を知りたかった
友をつくりたかった
感情をぶつけたかった
出来なかったから
かわりにしてきて
君はいったね
いつか君が出会う人は
僕が生きていたら出会っただろう人
いつか君がみる世界は
僕がみたであろう世界
だから
私は今もここに
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