人を殺してはいけない理由について

倫理的観点における殺人の否認

この章で述べることは場合によれば前章に類似する点がしばしば見られることになるだろう

倫理～すなわち道徳～とは社会を構成する成員相互間の善悪を判断する基準だからだ

敢えて倫理的観点で言及したのは

法律のような外面的強制力を伴うものではなく

個人の内面的原理から導く必要もまたあると私が考えたからだ