~出逢い~

2/3

39人が本棚に入れています
本棚に追加
/61ページ
ある朝私はいつものように七海と学校に行く途中だった。 その時少し離れた所で1人で登校している男子がいた。 (あれ?あんな人一年でいたっけ?それとも先輩?) 私はそんな事を考えていると隣から七海の喋り声が聞こえた 「ねぇ光?聴いてるの?」 「え?」 「やっぱり聴いてなかったでしょ」 「あ、ごめんなんだったけ?」 「だから今日うちらのクラスに転校生が来るんだってば」 あたしはその時に確信したさっきの男子が噂の転校生だと 「だから早くクラス行こ」 七海は目を輝かせて言った あたしは少し可笑しくて吹き出しそうになった。 「はい!!みんな席につけ」 「今日は転校生を紹介する!」 そう言って先生は転校生をクラスに連れてきた。 やっぱり今日の朝見た男子だった。 先生は黒板に転校生の名前を書いていた。 「今日からこの学校に来た、桜木 架茄留君だみんなよろしくたのむな」 「初めまして桜木架茄留(さくらぎ かなる)ですよろしく」 少しクールな不意があったでもどことなく寂しい不意のある人だった。 「桜木の席は星野の隣が空いてるな星野仲良くしてやってな」 「は、はい」 私は少し不安になった。
/61ページ

最初のコメントを投稿しよう!

39人が本棚に入れています
本棚に追加