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ある朝私はいつものように七海と学校に行く途中だった。
その時少し離れた所で1人で登校している男子がいた。
(あれ?あんな人一年でいたっけ?それとも先輩?)
私はそんな事を考えていると隣から七海の喋り声が聞こえた
「ねぇ光?聴いてるの?」
「え?」
「やっぱり聴いてなかったでしょ」
「あ、ごめんなんだったけ?」
「だから今日うちらのクラスに転校生が来るんだってば」
あたしはその時に確信したさっきの男子が噂の転校生だと
「だから早くクラス行こ」
七海は目を輝かせて言った
あたしは少し可笑しくて吹き出しそうになった。
「はい!!みんな席につけ」
「今日は転校生を紹介する!」
そう言って先生は転校生をクラスに連れてきた。
やっぱり今日の朝見た男子だった。
先生は黒板に転校生の名前を書いていた。
「今日からこの学校に来た、桜木 架茄留君だみんなよろしくたのむな」
「初めまして桜木架茄留(さくらぎ かなる)ですよろしく」
少しクールな不意があったでもどことなく寂しい不意のある人だった。
「桜木の席は星野の隣が空いてるな星野仲良くしてやってな」
「は、はい」
私は少し不安になった。
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