🍀clover🍀

～出逢い～

｢おい｣

急に隣から話しかけられて私はビックリした。

｢な、なに？｣

｢教科書｣

｢え？｣

｢教科書見してくんねぇ 教科書全部置いて来ちまってさぁ｣

｢え？あぁ別にいいよ｣

私がそう言うといきなり架茄留は机をくっけた。

｢悪いな｣

彼はそう言って少し俯いた。

｢お前星野って言ったけ？｣

｢え？う、うん｣

｢下の名前は？｣

｢ひ、光だけど｣

｢ふーん｣

そんな事を聴いていったい何がしたかったんだろう？

｢げぇ、明日の２限体育じゃあん最悪｣

七海は予定を見て愕然としていた。

｢私は明日病院だから頑張ってね｣

私にはそう言う事だけしか出来なかった。
｢うん、でも５限までには来れるんでしょ？｣

｢うん、５限までにはなんとか来れるよ｣

｢そっかぁよかった光がいないとつまんないし｣

七海がそう言ってくれるのが凄く嬉しいかった。

病院の日私はいつものように診察をしていた。

｢うん、だいぶ良くなってきてるね｣

｢え？本当ですか？｣

私は目を輝かせて言った。

｢このぶんなら完治するのも時間の問題だよ｣

｢本当ですか？ありがとうございます｣

私は凄く嬉しいくってついガッツポーズをした。
私は病院から学校に向かった