4人が本棚に入れています
本棚に追加
/83ページ
私が黙ってしまったのを心配したのか、あぐりが、
「葛の葉さま?」
「え?あ、ごめんね。少し、考え事をしてたの。」
「どんな事?私が相談にのります!」
私は思わず笑ってしまった。
「どうて笑うんです?」
「ごめんね。あぐりがあまりにも可愛いくて。」
私の言葉にあぐりが赤くなる。
「そんな…!私より、葛の葉さまの方が…!!」
すると、部屋の外から声が聞こえてきた。
「なんだか、楽しそうだね。」
保名さまだ。
最初のコメントを投稿しよう!