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日が落ちて暗くなった頃、
オルシアの一角がにぎわいを見せはじめた。
祭りは街から少しはずれた
海辺が会場となっている。
リンとルイもそこに向かって
歩いているところであった。
「街からはずれたところで
祭りをするなんて、珍しいのね。」
「神様の祠がそこにあるからな。
そこを中心に祭りをやるから、
こうなったんだ。」
「なるほどね………。
そういえば、やっと慣れてきたみたいね?」
「え?
あ、ああ………まぁ。
だけどやっぱりまだ
違和感は残ったままなんだよなぁ。」
いたずらっぽく笑っているリンに、
苦笑しながらルイは言った。
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