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むかしむかしあるところに永きに渡って
栄華を極めた王国がありました。
その王国を治めていたのは
齢たった十四才の幼い王女様でした。
そして、その王女様には
顔のよく似た召使がいました。
召使は王女様の願いを
何でも叶えてくれて、王女様をとてもよく
支えてくれる人だったそうです。
王女様はとても美しい華でしたが、
国民のみんなを雑草のように扱って
国民のみんなを苦しめてばかり。
そして遂に、その美しい華は
雑草達の怒りによって
散っていってしまったのです。
王国には再び平和が訪れました。
華が散ってから、顔のよく似た召使は
姿を消してしまいました。
ですが、顔のよく似た召使の
行方を知る人、知ろうとする人は
ほとんどいませんでした。
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