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新聞で、修一様の記事を読んでからというもの、わたしは、寝ても覚めても、あなたのことばかりでした。
恨んでも恨みきれないのに、羨ましくて、妬ましくて、そして恋しくなりました。
死ぬまでに、どうしても、あなたに会いたい。そして思い出して欲しい。
あの時は、悪かったと、謝って欲しい。
恋しいなんて、可笑しいですね。わたし自身、まだこんな感情あったなんて、驚きました。
河原の石ころ同然の、わたしの体一つ、宙に浮き、冷たくなった心が震えて、あなたに対する醜い感情が生まれてしまいました。
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