少女こいし

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少女こいし Part2 私とこいしは 常に一緒だった そんな私たちの たったひとつ違うところ ―――それは私には 実際の「声」と心の『声』の判別が出来て こいしにはなぜか その判別が出来なかった 私達の能力は 言うまでもなく危険なものだった 言葉を持つ存在がこの能力に嫌悪を示すことを 私は幼い経験で知っていたから だから私はこいしを閉じ込めた
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