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少女こいし Part7
「おねえ・・・」
「・・・ちゃん?」
こいしの
今まで閉じることななかった瞳は
硬く閉ざされていた
こいしの
「ねぇ」
「お姉ちゃん」
今まで止むことのなかった『声』は
一切伝わってこなかった
「私ね」
「やっとわかったの」
「私のこの力が」
「全部いけなかったのよね」
「だからこんな邪魔なモノ」
「こうやってとっちゃえば・・・」
私はこいしを抱きしめ泣いていた
「・・・・・」
「なぁにお姉ちゃん」
「私 なにか間違ってた?」
私は何も出来なかった自分を責めながら
そのままずっと泣き続けた
「ねぇ?」
「何か言ってよ、お姉ちゃん」
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