黒い影≠虚像
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黒い影≠虚像
『君の頬を撫でる指先は 私じゃないのね?』 透明がグラデーションに 基盤は崩れ墜ちていく 足場は濁ったまま 鏡みたいに写る黒い影 揺らいでみえた 目を塞いだら溢れた 紅い夕焼けを空から 掻き消したら そこに僕らはいたんだよ 黒い影に壊れた受話器 着かない連絡 走れば紅くなるのかな? もう一度目を塞いだら 黒い影と一体になれたら 溶けれるのかな
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