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「あ!ねぇ!あんた誰!?」
日比谷 篤は、目の前の女性に疑問を抱いていた。
・あの儀式をしたら、願いが叶うのではないのか
・この女性は誰なのか
とりあえず、女性の質問に答えた。
「俺は、日比谷 篤。
で、アンタは何者だ?」
すると、目の前の女性は首をかしげた。
肩で切られている髪が、彼女の美しい顔を半分隠す。
そして、見た目の優美さからは想像のつかないしゃべり方で、話を始めた。
「私は、アーチャー!
弓兵のサーヴァントよ!」
篤の頭は更にハテナで満たされる。
アーチャー=弓兵。
サーヴァントってなんだ?
アーチャーって本名じゃないだろう?
「えと、とりあえず、サーヴァントってなんなんだ?」
すると、アーチャーは、むーっと怒った様子をみせた。
「いいわ。教えてあげる。
その代わりに、後で彼処の箱型の物について教えて」
アーチャーの指さした先にあるのは………、
篤の、いわゆるお宝が詰まったパソコンだった。
ここで、相当篤は悩んだ。
煩悩と好奇心が戦いを始めた。
しかし、篤が返事をするより先に、アーチャーは説明を始めた。
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