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「何言ってんの?
偽名でいいじゃない?
そうすれば、真名明かす必要ないじゃない?」
「それは、わが信念が許さん!
この原田佐之助!戦うからには正々堂々!
名前を述べてから……」
「本当にそれでいいの?」
睛は、ランサーの純黒の目を見つめて真摯に訴えた。
「いい?私は、叶えたい願いがあるの!
あなたも、あるんでしょ?
だったら、勝つために卑怯ギリギリまでするべきだわ」
ランサーは、ため息をついた。
自分の格好もそうだが、考え方も時代が違うらしい……とでも言うように。
「そうだ……。
私は、聖杯を手に入れて、時間を遡って……」
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