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うっすらと辺りは暗くなり、夕日が二人の影を残す。
巨体の男「オオオ――!!」
巨体の男は、一気に橘に向かい、真っすぐに右の拳を橘の顔に捉える。
橘はその場を動けずにいた。
ゴッ…
酷く鈍い音が小さく響く。
橘「…っつ…あ…危ねぇ。」
巨体の男の拳は橘の両腕にさえぎられた。
巨体の男「フン、バカが。」
橘が安心していた瞬間に次の攻撃が来る。
スッと距離をとり、素早く左足が橘の体ごと狙う。
橘「げっ…ちょ…ま」
ガッ!!
橘の言葉を無情に、体が吹き飛ばされる。
巨体の男「どうした?さっきまでの威勢はどこに行った。」
巨体の男は構えを解かず、、橘に話しかける。
橘「イッ…っ…はは…まいったね、こりゃ。」
腕を庇いながら橘は弱音を吐く。
巨体の男「どうやら期待ハズレのようだな…。」
巨体の男は、ため息を吐き、橘を見下している。
橘は立ち上がるだけで、何も言わない。
巨体の男「遊びは終わりだ…さっさと沈め!!」
トドメの一撃が橘を襲う。
このまま橘はおとなしくやられてしまうのか!!
熱い二人のバトルいよいよ決着?
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