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「あんまり見惚れんなよ(笑)」
耳元で囁かれて、俺の心拍数は一気に上昇した。
「バッ…バカヤロウッ!!見惚れてねぇよッ!!」
「ふぅん(笑)」
「拭いてくれてありがとなッ//」
赤くなかった顔を見られたくなくて、布巾をひったくって逃げた。
―ギュッ
捕獲された。
「仁……。」
「なッ……なんだよ……//」
後ろから抱き締められ、全く動けない。
そのまま肩に顔をうずめて、育海は驚愕の言葉を発した。
「好きだ。」
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