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すべてを話し終えた後、俺は2人に拒否されるのが怖かった。
育海も同じなのか、足が震えている。
しかし、香奈は衝撃の言葉を口にした。
「あのさ、別に気にしねぇよ、男同士でも。」
「は??」
同情とかじゃないことは、長年一緒にいるんだ。わかっている。
「いや、私らも…その……//」
ちらちらと和泉を見る香奈。
まさか…………………………な?
「付き合ってるし……///」
「マジでっ!?」
「あぁ……//」
思わず席をたった。
嬉しくてしょうがなかった。
しかし、和泉はぴくりとも動かなかった。
「和泉…………?」
「……………………………。」
ゆっくりと立ち上がり、俺たちを捕えた和泉の目は、冷たく恐ろしかった。
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