昔話でもしようか

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「…………コンニチハ」 やはり最初はぎこちなく挨拶をしていた和泉。 しかし、 仁の一言、表情で雰囲気が一変した。 「こんにちは!!俺は仁、君の名前は!?」ニコッ このシェアハウスに来るのは、皆心に深い傷を負った子供達。 最初から笑える子なんて誰一人としていなかった。 だが、真田仁は違った。 それだけで、少なくとも 和泉の心には響いたのだろう。 人に心を開かない、和泉が。 笑った。 .
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